対象:住宅資金・住宅ローン
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山田 聡
ファイナンシャルプランナー
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住宅購入につきまして
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ファイナンシャルプランナーの山田と申します。
住宅の頭金に回す金額を決めることで、借入金額を試算してみてはいかがでしょうか。
そのためには、教育資金、手元必要資金、住宅取得時の初期費用を見積もることが必要ですが、以下で、ひとつの考え方をご紹介いたします。
教育資金については、上のお子様は高校入学まで10年以内のため、多額の資金がかかる高校、大学用資金を現在の貯蓄から確保してはいかがでしょうか。
今後の学校が私立、公立によっても違いますが、私立高校、私立大学として800万円程度を見積もります。
下のお子様はまだ小さいことから、民間生保等の学資保険の積立で用意してはいかがでしょうか。
学資保険を含め、金融商品の利率は住宅ローン金利と比べ不利であるため、大きな資金は住宅ローンの頭金に回し、学資保険は積立の方が効率的だと思います。
年間50万円程度を目安に積立されてはいかがでしょうか。
尚、学資保険は積立開始後に契約者である親が死亡した場合でも満期学資金が保証されます。
手元必要資金ですが、生活費の6カ月分程度を確保しておけばよいと思います。毎月の生活費を35万円としますとザックリ200万円程度になります。
そして住宅購入時の初期費用や新居の家具、引越し費用合計をザックリ500万円と見積もります。
以上の金額を現在の貯蓄から差引くと約3200万円を住宅取得資金に回せることになります。
物件価格が5700万円とすると、借入金額は2500万円となり、これを借入期間20年、固定金利2.4%(フラット35の20年以下の現在の標準金利)で試算すると、毎月の返済額は13万円強となり、現在の賃料とほぼ変わりません。
住宅取得後は固定資産税や、状況によっては団信保険料等新たな費用も発生しますが、現在と大きく変わらない余裕資金が見込まれますので、教育資金を確保しつつ余裕資金を繰上返済へと充当できるのではないでしょうか。
以上、わずかでも参考になれば幸いです。
山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡
評価・お礼
sarari さん
2010/12/13 15:47
非常に具体的なアドバイスをありがとうございました。
お金の割り振り方が、とても参考になりました。
また、「フラット35」に20年以下という商品があるのも知らなかったので、とても勉強になりました。
ただ、800万の教育費を手元に置いておくのは、その分ローンの総額を増やすことになってしまうのでやや心配な気がしましたが、プロの方の見方としてはそちらの方が安全ということなのでしょうか?
家族でこれをもとに話し合ってみたいと思います。
ありがとうございました。
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この回答の相談
現在、土地と建物を購入しようと考えています。
でも、子供の教育費や老後の資金もこれから貯めないといけないので、
住宅にお金を使ってしまってからのことが心配です。
ローンを組むに… [続きを読む]
sarariさん (東京都/38歳/女性)
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