実家の名義変更と家の改築について

ｋｕｒａｍａｎｉｙｏｎさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『家の名義変更には、贈与や売買などがあるようですが、税金のことも含めどのような方法があるのでしょうか？』につきまして、ご両親からｋｕｒａｍａｎｉｙｏｎさんへ名義変更する場合には、ご記入されているとおり贈与や売買などにより、名義を変更する方法がありますが、この他にも一定の要件を満たしていることが条件となってしまいますが、『相続時精算課税制度』という税法上の特例を受ける方法があります。

この制度を利用すると、例えば、２，０００万円相当額をご両親から一旦、贈与により取得して、将来、ご両親が亡くなったときに不動産の場合は、そのときの相続税評価額で精算するという、いわゆる税の繰り延べ制度を利用できることになります。

よって、建物部分につきましては、減価償却を行うことができるため、相続税評価額を引き下げる効果が期待できることになりますし、この制度を利用してご両親の実家を取得した場合、相続のときに課税対象となりますので、他の財産も含めて相続財産が一定金額以下の場合には、相続税が課税されないで済むことになります。

尚、『相続時精算課税制度』ににつきましては、税務署で申請手続きをする必要がありますので、この制度の適用要件なども含めて、一度最寄りの税務署でも必ず確認するようにしてください。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄