塗装工事の考え方

塗装は、塗料を職人さんが塗って初めて製品になるので、施工前に良い業者かどうかを見極めるのは難しいですよね。
くりりまるるさんは、材料である塗料にばかり注目しているようですが、大切なのは、
どんな材料を使うかより、どのように施工するのか、下地処理はどのようにやるのか、塗装に関する知識は確かかを見極める事です。

質問にある限られた情報から推察しますと、
Ａ社・・・３０年もつとはどのようにもつのか、ぼろぼろになってもくっついているという意味
　　　　　なのか、防水機能が継続するのか、保証は何年なのか、聞かなければなりません。
　　　　　また、社名を入れるだけで３０万円の値引きは、普通はできません。最初から１６０
　　　　　万円だったのではないか？という疑問がわきます。
Ｂ社・・・３４坪の積水ハウスの屋根壁塗装で９５万円は、安い感じがします。問題はどういう
　　　　　内容なのかです。弱溶剤のシリコンセラミックは一般に良く使用されていますが、２
　　　　　液タイプの５：１のシリコンと比べると耐久性がかなり劣ります。
　　　　　値段の差は１缶あたり２万円ほどです。
　　　　　また、水溶性が見た目にすぐ汚れるというのは嘘です。
Ｃ社・・・２液の塗料を使うのに完全に混ぜない職人がいるとすれば、それはプロではありませ
　　　　　ん。それによってむらが出るなんて大嘘です。

耐久性に重きを置くなら、一般に、１液より２液のほうが絶対に上です。
環境を考えるなら水溶性のほうがいいでしょう。水溶性で耐久性を求めるなら、
無機質塗料がお薦めです。
何にせよ、安い材料でも、塗り回数を増やして丁寧に施工すれば、もたせられます。材料を気にするより、塗る工程をきちんと説明できる業者を選択すべきです。