対象:教育資金・教育ローン
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ご相談の2点について
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ちゅんこ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、まず教育資金の貯蓄を学資保険にするか、銀行預金にするかですが、将来的に(例えば10年後くらいに)金利が上昇するかもという想像力を働かせた方がよいでしょう。
昨日は、日本銀行が「包括緩和」という金融緩和策を打ち出しましたが、これは、要するにデフレ脱却のために新しいお薬を使いましょう、というような話です。
この薬が適度に効果を発揮すれば、上手くデフレを脱却できるかもしれませんが、なかなか効き目が現れなかった場合は、薬の量を増やしていくことになるかもしれません。
この薬は使い過ぎると、副作用がありますので、その副作用で、ある日突然、通貨の価値が下落に向かう可能性もあります。
もしこうなると、物価が急上昇し、おそらく長期金利も上昇しますので、貯蓄性のある学資保険など、長期固定金利の金融商品の実質的な価値は、下がってしまいます。
したがって、仮にこのシナリオに至った場合、貯蓄性のある学資保険に加入し、かつ30年固定金利の住宅ローンの繰上げ返済をした人は、大きく後悔することになります。
ただし、もちろん経済環境が10年後も20年後も今と同じと仮定するなら、計算上は、銀行預金に残しておくより、学資保険加入、繰上げ返済の方が有利になるでしょう。
絶対的な答えはありませんが、個人的には、どんな局面が来ても、柔軟に対処できるようにしておいた方がよいと思っています。
なおもし保険での貯蓄にこだわるなら積立利率変動型の保険を検討してみてはいかがでしょう。低解約返戻金特則付きのものもあります。
いろいろな組み合わせをトータル的に考えてみてください。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
ちゅんこ さん
2010/10/10 21:06
ご回答ありがとうございます。
今後の経済環境に対応しながらなるべく良い選択ができるように検討します。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
今月第一子出産予定の専業主婦です。
カテゴリをまたいでしまい長文になりますが、2つのご相談があります。
夫は会社員。持ち家で住宅ローン返済中(30年固定・ボーナス払い無し)です… [続きを読む]
ちゅんこさん (愛知県/28歳/女性)
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