建物の形状とのバランスも大事です。

はじめまして。
waff建築設計室、早乙女と申します。

一般的にサイディングはパネルとの間の
コーキングが約１０年程度で劣化するのでメンテナンスが必要といわれています。
サイディング自体は窯業系でしたら耐用年数は高いものもあります。
ただコーキングを打ちなおすとなるとやはり足場が必要となりますので
それなりに費用はかかるものです。

外壁の選定の件ですが
建物は車などの商品と違い好きな色や素材を外壁の部分だけで考えてしまうと
大変チグハグな意匠となる可能性があります。
例えば、屋根の勾配が大きく軒先が大きく出ている一般的な日本家屋の形状に
タイルのような素材が組み合わされると違和感が残ります。
建物の形状を考えた設計士や大工に相談し、使いたい外壁とイメージを
伝えてみると屋根形状や窓の形状やバランスなど再検討してくれると思います。

私はよくガルバリウム鋼板による外壁を提案いたします。
素材自体は高耐久ですし、きちんとした納りの検討や断熱材を使えば
見映えも綺麗ですし断熱性も問題ありません。
窯業系のサイディングに比べればコストは多少アップしますが
全体を均質に仕上れば多種の外壁を使うのと変わりなく使用できます。

写真はガルバリウム鋼板をつかった外壁です。
建物形状を黒い箱もイメージとすることしましたので
イメージに合せた外壁の提案となっています。