マンションの売却について

空子さんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『今すぐ仮住まいをし、マンションを売却した方が良いのでしょうか？』につきまして、居住中のままでも売却することはできますので、わざわざ仮住まいをする必要はありませんし、買い主が決まるまで住み続ける方もたくさんいます。

仮住まいをする場合、余分に住居費用がかかってしまいますので、あまりおすすめはできかねます。

『また、売却する場所は近所の不動産とかでも良いのでしょうか？』につきまして、売却を依頼する場合、最寄りの不動産業者さんに依頼することになります。

尚、不動産業者に依頼する場合、売却依頼の契約をすることになりますが、複数の不動産業者に売却を依頼することができる一般媒介契約と、依頼した不動産業者のみにしか売却を依頼できない専任媒介契約がありますので、どちらかを選択することになります。

『良い物件があっても、保留ってできないですか？』につきまして、残念ながら売り主さんに相談していただかないと分かりかねます。

但し、一般的には気に入った物件がある場合、売り主さんに購入の申込みをして一週間から１０日前後で不動産売買契約を締結することになります。

『マンションがすぐ売れる保障もないので、やはり売却して、費用が完全に手元にある状態の方が良いのでしょうか？』につきまして、ご両親の資金手当につきましては、取りあえずあてにしないで、空子さんやご主人様ご自身で一旦住宅ローンを組んで、気に入っている物件を購入した後から、ご両親が住んでいるマンションが売却できたときに売却代金を繰り上げ返済資金に充当するという方法もあります。

このときに税金の関係もありますので、売却代金相当額につきまして、ご両親の持ち分として再度登記するようにしてください。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄