住宅の買い換えについて

ｃｈａ－ｔｅａさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『買い換えた方が良いかアドバイスお願い．．．』につきまして、まず、現在保有している住宅を買い換えた場合、住宅ローン控除につきましては、改めて今年度の住宅ローン控除の適用を受けることになりますので、来年に改めて住宅ローン控除の適用申請を行うことになります。

住宅ローン控除の概要としては、控除期間１０年間、控除率１．０％、最大控除可能額５００万円となりますで、現在の住宅ローン控除と比べてみてください。

尚、借り換えにより借入金額が１，８００万円から２，８００万円と、１，０００万円ほど増加してしまうことになります。

例えば、ローン金利２．０％・３５年返済とした場合、１，８００万円の年間返済額は７１５，５３０円に対して、２，８００万円として場合は１，１１３，１００円ほどになりますので、概ね４００，０００円ほど年間返済額が増えてしまうことになります。

よって、住宅ローン控除の適用を受けて控除できる金額は、所得税や住民税に限られてしまいますので、家計の負担は買い換えにより増加してしまうことになります。

また、住宅ローンを組んで家計に負担をかけることなく返済していくためには、手取り月収金額に占める住宅ローンの負担割合として、２８％ほどに収まるようにしていく必要があります。

これらの点も考慮したうえで、買い換えをするかどうかを判断していただくとよろしいと考えます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄