対象:ペットの医療・健康
長期の血便について
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こんにちはアレス動物病院の沖田です。
情報の追記ありがとうございました。
さて、やはり年齢的に腫瘍など重度の疾患も考慮すべきかと思います。
また、血液検査上ALPが非常に高いのが気になります。
犬と異なり、猫の場合ALPの上昇は肝疾患に対する特異性が高く、たとえALT(GPT)が軽度の上昇でも注意が必要です。
また肝臓、腸、膵臓はセットの臓器で、どれか一つが慢性的な病気になると、巻き添えになりALPが上がってくることもあります。
とすると、肝臓、腸、膵臓を重点的に検査を、ということになるのですが、エコーでわからない異常となると、路線としてはCT検査か試験的開腹(原因を突き止めるため:場合によってはそのまま原因除去のための手術)のどちらかを考慮すべき段階かもしれません。
猫さんは食欲がなくなることはあっても、元気がなくなるのは本当に死の間際まで、病状を隠し続けることが多いですので、元気を頼りにするのは危険です。
おそらくこの1月の間に多くの治療をすでに試された後でしょうから、積極的な検査(CTまたは開腹など)を検討すべきかと思います。
ただ、どちらも検査に麻酔が必要です(特に試験的開腹の場合は時間も結構かかります)。
現在の体力、状態によってこれら検査が可能かどうかもあるでしょうから、主治医の先生とよく相談されてから決断する必要があると思います。
評価・お礼
salonヒロ さん
丁寧なご回答ありがとうございました。
出来る限りの治療をさせてやりたいと想います。
回答専門家
- 沖田 将人
- ( 富山県 / 獣医 )
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
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この回答の相談
すいません、もう少し補足です。
検査は血液検査、レントゲン、便検査(細菌の数が多い)、エコー検査(腸のリンパがやや腫れている)です
salonヒロさん (岡山県/24歳/男性)
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