対象:住宅設計・構造
池上 陽一
リフォームコーディネーター
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鉄骨の積算について
鉄骨造りの積算は、トンいくら・・・という世界です。
なぜか、と言いますと材料の仕入れがトンいくらという設定だからです。
それと、材料と材料を接合するボルトや鉄板などもこの単価方式に準じます
重量を軽くしようと思って、軽くした設計にしたとすると
軽い材料は、実は重量材料よりも材料単価が高いのです。
ですので、一概に軽くしたとしても安くなるとは言えません
重量鉄骨の場合は、8割方機械で加工しますが
軽量になるとほとんど手造りということになり、結果以外と高くなったり、補強材料
が増えてしまったりします。
基礎工事などを考えて、トータルに考えると安くなる場合もあります。
積算のやり方は、材料のメートル当たりの重量があります。
例えば、H-200*100*5.5*8だと21キロです
これが10mあれば、21キロ*10Mなので、210キロとなります
これに、単価を掛けます
総重量*(現在の材料単価)=材料の値段
そして、これにボルトや鉄板の重量を加えます
鉄板の重量やボルトのサイズなどは箇所によって違いますので、大体
鉄骨の総重量*0.2~0.3くらいで設定してください(構造にもよりますが・・・・少し多めの方がいいかも知れません、昨今鉄板の厚みが厚くなっています)
そこで出た数値が、いわゆる鉄骨造りの重量です。
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