対象:住宅・不動産トラブル
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川口 良子
建築家
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お母さんが、ご心配される気持ちへの配慮を
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コロさんへ、ご夫婦とそれぞれの親御さんと協力しあっての新居づくり、うまく進むとよいですね。
コロさんのお父様から無料で、土地を貸与してもらう場合、それは、「使用貸借」になると考えられます。使用貸借は借地借家法が適用されず、権利金や地代を払う「賃貸借」より借り主の権利が弱くなります。そして、使用貸借の借り主の権利は相続されません。お母様の立場としては(あまり考えたくありませんが、離婚を考えるとご主人も)、永続的な利用に対して、不安要素の多い土地に家を建てることになるのは事実です。
コロさんは、「実家も婚家も同じ家族、私や親は薄情なことはしない」と、思われるかもしれませんが、人生経験を積んだ方なら、「何がおこるかわからないのが人生、リスクは避けておいたほうが得策」というのが心情だと思います。土地を利用する上での権利がきちんと保障される契約や文書の取り交わしなどを、法律の専門家等に相談され、お母様の立場を尊重する姿勢で、お母様の納得を得られる方法を探られることが大切だと思います。
家づくりは、家族の関係やこれからやを考える大事なそして格好の機会です。お母様が今後の暮らしについてどんな考えをもってみえるのかお聞きし、コロさんの思いや考えも率直にお話しして、お互いの理解を深めていくプロセスにしていくことが大切です。お嫁さんとお姑さんの関係は、色々あって当たり前。価値観や生活習慣等の多くの違いもひっくるめて、率直に語り合い、これからの「住まいと暮らし」を一緒に考えていくことができれば、きっと良い2世帯住宅ができると思います。(もちろん、ご主人について忘れては行けません。同じ事がいえます)
ご質問の内容からは、はずれたお答えになってしまったかもしれませんが、娘、嫁、姑、色々な立場を経験する身として書かせていただきました。コロさんの「家づくり」が、ご家族の絆を高める、良いきっかけとなっていくとよいですね。
完全2世帯は長屋とみなされたり、2軒建てる場合には、1軒のほうにトイレ、キッチン、浴室のいずれかの設置に制約が出るなど、色々思い通りにならないことも出ると思いますが、いずれの場合も、プランニングの工夫は色々できます。ご家族のご希望を出し合うことから始めて、家づくりを楽しんで下さい。
評価・お礼
コロさん さん
最初から希望や条件で食い違う点もあり二世帯で建てることの難しさも痛感しております。やはり皆が気持ちよく暮らせるようにしないといけないですね。不安要素を取り除けるよう努力していきます。嫁姑問題が起こらないように願うばかりです(笑)丁寧に回答いただきありがとうございました
川口 良子
丁寧な返信をありがとうございます。
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この度、私たち夫婦と夫の母親(父親は他界)と二世帯住宅を建てることとなりました。
その際、私(妻側)の親より土地を無料で貸与して、将来的に父が亡くなった時に私達に相続をしてあげ… [続きを読む]
コロさんさん (静岡県/35歳/女性)
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