対象:ホームページ・Web制作
回答数: 3件
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井上 みやび子
Webエンジニア
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アクセス数、対応するブラウザ、コーディング指針などは必須です
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はじめまして。すぐ使える株式会社の井上と申します。
ウェブサイトは運用するに従って変わっていくものなので、重要ポイントを挙げる言ってもなかなか難しいものです。また、サイト規模や予算規模にも依ります。
【書くときの留意点】
まず、ご質問ポイントからは少し外れますが、提案依頼書を書く際に大事なのは、ご自身が具体的な実装を確認できる言葉で書く事です。
「JIS○○に準拠」などと書いてしまうとその具体的内容が曖昧になるのと、制作・開発側にそれを解釈するためのより高い技量が求められてしまう事からあまりお勧めできません。なるべく誰でも分かりやすいような書き方をお勧め致します。
【書くべき内容】
では、いくつか含めて置いたよい内容と、その書き方のご提案を致します。他にもあると思いますので、色々な方に意見を聞いてみて下さい。
■アクセス数
現状のアクセスログと今後の見込みなどから、サイトでどの程度のアクセス数をさばく必要があるかを明記します。
「1分間に100セッションに対応できるように」や「応募フォームは最大1時間に100件受付可能なように」「1日に100人程度のユーザが閲覧するだけ(++;)」など。
■対応ブラウザ、OS
これも、現状のアクセスログや今後の見込などから、対応が必要なOSとブラウザを指定します。
ログからディスプレイの幅の情報も取得できるのであれば、「幅○○ピクセルの画面でストレスなく閲覧できる事」などの要件を加えてもいいと思います。
■コーディング指針(「Web標準」への準拠)
HTMLの仕様も様々な変遷を経ていますので、コーディング方法には色々なバリエーションがあります。
「これに従っておけばいい」という標準は現在存在しませんし、HTMLなどの仕様(文法)に完全に準拠すると、クロスブラウザ対応(※)が難しくなります。
※どのブラウザでもまあまあ同じに見えるようにコーディングする事
現在の所は、以下のようなざっくりした要望を挙げるのが良いのではないかと思います。
・XHTML + CSS で文書構造とデザインを切り離す
・文字コードは UTF-8
(続きは補足へ)
補足
■アクセシビリティ指針
「アクセシビリティ」はハンディキャップを持った方や高齢者(目が悪いなどの想定)の方でもサイトを充分利用できる事を指します。
問題の例としては、きれいなデザインだが文字と背景色のコントラストが足りず文字が読みにくかったり、JavaScript(Ajaxなど)を使用した高度なアプリケーションを音声対応ブラウザなどで利用ができないといった事になります。
この要件の明示は必須ではないと思いますが、大規模サイトまたは高齢者やハンディキャップを持った方を対象とされているサイトであればこれらの問題をどの程度回避するかの指針を示すとよいと思います。
どのような方針を取るかはウェブサイトの性質に依りますが、下記のサイトは分かりやすい言葉で指針を示していますので、この中から御社サイトでも採用するものを選択されるとよいかと思います。
キューピー:アクセシビリティ
http://www.kewpie.co.jp/accessibility/index.html
富士通:富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
http://jp.fujitsu.com/webaccessibility/v2/
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以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
andy3 さん
大変参考になりました。
ありがとうございます。
(現在のポイント:2pt)
この回答の相談
現行のコーポレートサイトのリニューアルに際して、制作会社向けの提案依頼書を作成しております。
その中の品質要件および技術要件の項目において、必ず記載すべき内容や注意点がありましたら、ご教授いただけますでしょうか?
andy3さん (東京都/43歳/男性)
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