対象:住宅資金・住宅ローン
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山田 聡
ファイナンシャルプランナー
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住宅取得にあたっては念入りなシミュレーションを
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aki1783様
はじめまして、山田FP事務所の山田と申します。
住宅の取得は、ご家族にとって大きな夢であり、目標でもあり、取得したいという強い気持ちは十分にわかります。しかし住宅は、人生で最も高い買物です。失敗した場合はその後の人生に大きな影響を及ぼします。ですから、取得にあたっては物件自体を検討することはもちろんのこと、今後の生活状況についても念入りにシミュレーションされることをお勧めします。
まず、月々の返済が11万円ということですが、金利タイプが変動金利ならば、金利が上昇した場合でも返済可能かどうかをシミュレーションすべきであることを最初に申し上げておきます。
住宅ローンのシミュレーションは保守的に見積もるべきと考えますので、ここでは最低ラインの収入を前提に書かせていただきます。
現在の家賃7.7万円が11万円(ローン支払い)に増加しますので、単純に計算すると取得前の生活を維持するためには3.3万円の不足となり、住宅ローン控除が戻ってきたとしてもまだ不足が予想されます。また、保育料金の追加負担や固定資産税等の負担も新たに発生します。この点について十分検討しておく必要があります。
また、今後も奥さまが仕事を継続されるのかも重要であり十分検討しなければなりません。そして、教育資金のための貯蓄が可能かどうかも重要です。大学入学時は得にお金がかかりますので、今後の貯蓄状況もシミュレーションすることが必要でしょう。
やはり、住宅取得は綿密な計画を立ててから決断されることをお勧めします。その際には、毎月支払っている生命保険料が適正かどうかについてもぜひ検討してみてください。
また、手付金として支払われた10万円ですが、物件の申込みに当って支払った申込証拠金なのか、売買契約の手付金なのかわかりませんが、とにかく預かり証や契約書の内容を確認するとともに、業者に問合せすることが必要でしょう。
現在の主な優遇税制として、直系尊属からの住宅取得資金贈与の非課税限度額が平成22年中1500万円、平成23年中は1000万円までが適用できます。また、相続時精算課税制度として2500万円までが適用できます。これらは、親や祖父母からの贈与が使えるのであれば大変有利な税制です。これらの詳細については国税庁のHPを参照してください。
以上参考までに。
評価・お礼
aki1783 さん
有り難うございます。
山田さんのご意見が一番具体的でわかりやすく、こちらとしても危機感、不明点などがより明確になった感じがしました。
生命保険に関しては特に、もう一度見直そうと思います。
その他、制度についても参考にさせていただければと思います。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、新築の戸建物件を契約しています。
銀行の審査はほぼ通りそうなのですが、現実的な金銭面などが見えてくるうちに、このままで大丈夫か不安になってきました。
生活は可能でしょうか。物件… [続きを読む]
aki1783さん (愛知県/30歳/女性)
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