対象:住宅設計・構造
注文住宅は何を注文するかで、見積り内容が変わります。
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大阪で設計事務所をしています。
注文住宅はハウスメーカー等のセミオーダー規格住宅とは違い、一つ一つ内容を積上げて行って金額が決まります。ですので概算の段階では、内容次第で金額にバラつきの出る事が予想される外構工事・空調工事・照明工事・家具備品については別途工事とする習慣があります。カーテン工事のみ価格が計上されていたとの事ですが、これも本来なら概算段階では別途工事にすべきかと思います。
本体工事の概算を大まかに把握した上で、それ以外の工事の予算配分をどう考えるかが順序かと思います。と云いますのは本体工事に含まれる内容は、住まわれてから後で変更工事となると、仮設工事も含め大きな金額になってしまいますが、別途工事は予算次第で拡大・縮小、極端に云えば取りやめも出来るからです。その後余裕が出来たので、それから工事を行うといった事も可能です。
冷暖房工事ですが、どの様なものを指すかは、冷暖房についてどの様なリクエストをするかで変わります。冷暖房にまつわる工事全てが冷暖房工事となるでしょう。但し、給湯器や温水器を利用して、床暖房を行う場合などは給湯設備工事との腺引きが難しくなるかと思います。床暖房能力のある温水器や給湯器は一般の給湯器・温水器に比べ割高になりますのでその差額分を冷暖房工事に計上して頂くと判りやすいのですが、事前にそう云う見積もり方を要求しない限り、給湯設備工事にまとめられてしまうのが一般的でしょう。
評価・お礼
大祐 さん
早速ご回答を頂きありがとうございます。
業界の慣習や基本がわかり、疑問がひとつ解決しました。
ありがとうございます。
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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この回答の相談
現在、我が家では、新築住宅の計画を進めています。内容は木造の注文住宅です。
工務店の方と、3ヶ月にも及ぶ間取りの打ち合わせの結果、概ね間取りも固まってきたので、概算を算出してもらったと… [続きを読む]
大祐さん (福岡県/39歳/男性)
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