対象:不動産売買
回答数: 1件
回答数: 2件
回答数: 1件
深山 州
マンション管理士
3
管理面の調査は「住んでから安心か」「リスクはどこか」を予測するために重要
はじめまして、マンション管理士 メルすみごこち事務所の深山と申します。
さっそく具体的に回答いたします。
・管理面のチェックポイント
新築・中古ともに調べることができるのは、財政面です。
皆さんが毎月支払う管理費や修繕積立金でマンションの維持や工事が賄っていけるのか、という点です。
将来的に財政が厳しいマンションは、後々で修繕積立金の大幅な値上げやそれに対する居住者間の賛成・反対で揉めるリスクがあります。
次に、マンションに住む人たちの客層です。
例えばファミリーで住むことを想定しているのにワンルームタイプの部屋が混在していると、居住目的や利用方法が異なることでトラブルになる確率が上がります。
そして中古マンションならではのチェックポイントは、
・管理組合(住民の団体)の運営状態
分譲マンションは自分達住民(管理組合)で維持管理をしていく必要があります。そのメンバーの多くが無関心だと運営が停滞していきます。
・管理組合のフォロー体制
運営の素人で構成された管理組合をフォローアップする体制が整っているかも重要な要素です。具体的には管理会社やマンション管理士の有無・内容が挙げられます。
なお、現地の様子(駐輪場やゴミ置場の利用状況、上下左右の居住者へのヒアリング)のチェックもオススメします。
・確認、調べたら良い資料の名称
長期修繕計画書、第1期予算書(新築の場合)、総会議案書(中古の場合)、管理規約、図面集、以上です。
・それを誰にチェックしてもらえるのか
マンション管理士等の管理組合運営に明るい人に頼むのが一番と思います。
・チェックしてもらう場合の費用(概算)
弊社の場合、上記の書類面からの調査であれば、
・新築の場合は21,000円
・中古の場合は42,000円 となります。
さらに上記の現地調査を含めた場合、プラス31,500円となります。
・マンション管理士とは
国が創設した国家資格で、分譲マンションの管理組合(住民団体)のセカンドオピニオンとして助言・支援する資格です。
回答は以上となります。
補足
マンション購入前に「管理面を調べる」ということは、「住んでから安心かどうか」を調べる、ということになります。
一般的に現状のマンション探しは、「美人・イケメン探し」と言えます。
見た目や表面的なデータ(立地、広さ、規模、日当たり、、、)で多くの方が購入を判断しています。
一目惚れして即結婚、そして生活を始めてから後悔しても既に遅し、、、
そうならないよう、事前に管理運営面=住み心地調査をオススメしています。
(現在のポイント:6pt)
この回答の相談
マンションの購入を検討しています。マンションは管理を買えを良く目に、耳にします。どの点の情報を収集したり、それをどのようにチェックして、その良し悪しを見分ければ良いか悩んでいます。マンション管… [続きを読む]
トウキョウタンテイさん (埼玉県/34歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A