対象:老後・セカンドライフ
ファイナンシャルプランナー
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老後資金計画は教育資金計画、住宅ローン返済計画とセットで考えましょう
はじめまして。株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
お若いのに感心ですね。
老後資金はなるべく早い段階から始めたほうが楽ですよ。
例えば、60歳までに2000万円を準備しようと思った場合(3%運用での積立として)
50歳で始めると、毎月14.3万円
40歳で始めると、毎月6.1万円
30歳で始めると、毎月3.4万円
という風に期間が長いほど、負担は楽になります。
しかしながら、ここで考えたいのが老後資金以外の資金計画です。
お子さんの教育資金の準備は大丈夫ですか?
できれば、18歳までに500万円を目標にしたいものです。
住宅ローンは60歳までに終わりますか?
定年後働くとしても一般的には生活費をまかなうのがやっと、ローン返済がまだ残っていると大変です。
住宅ローンが60歳までに終わるように繰り上げ返済をすることは老後資金を準備する以上に大切です。
1)お子さんの教育資金を準備する(図参照)
2)ローンの完済が60歳までとなるように繰り上げ返済をする
そして3番目が老後資金だと思います。
以上が一般的な方の場合ですが、例外もあります。
・退職金制度がない会社に勤めている
・定年退職時点でまだお子さんが学生という方
こういう方の場合は同時進行しておかないと大変ですね。
ですので、いつからどのくらい準備するかは人によって異なります。
あなたの場合はどれに該当しますか?
老後資金だけを切り離して考えるのではなく、その他、もっと先に必要となる資金も合わせて計画を立てることが大切ですよ。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
補足
老後資金の準備方法について補足します。
老後資金=個人年金保険という方が多いのですが、それはお勧めしません。
なぜなら、利回りが非常に低く、かつ自由度も低いからです。
10年以上の積立期間がある資金はある程度のリスクを取って運用することを考えてみましょう。
また長期で積み立てるものですので、ライフステージに合わせて積立額を変更できるものが向いています。
個人年金だと保険料が一定のため、お子さんの教育資金ピーク時などは継続することが困難となる方も多いようです。
保険ではなく、貯蓄(積立投資信託など)で備えましょう。
貯蓄であれば、老後資金のつもりでやっていたけど、教育資金が足りない
といった場合でも対応できますね。
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昨年子供が産まれたということもあり、いずれ退職した後、老後の備えについて漠然と不安を抱くようになりました。当方30代前半夫婦と子供1人の家族構成なのですが、主に資金的な面について、いつ頃からどのよ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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