対象:老後・セカンドライフ
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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長生きリスクに備えて
FP事務所マネースミスの吉野裕一です。
http://home1.catvmics.ne.jp/~you_y/
老後資金で良く言われるのは、60歳から夫婦お二人で1億円くらいは必要と言われます。
現在では段階的に老齢年金の支給が引き下げられて、今後は65歳からになります。
これに併せて、企業の定年退職の年齢も65歳までになる事も予測されますが、現在では定年退職は60歳で雇用延長や再雇用、再就職などで無収入の時期を乗り切ることを考えられている方も多くなっています。
統計ではゆとりある生活を送る為には、ご夫婦お二人で約38万円と言われます。
平均寿命は男性が79歳、女性が86歳と世界一です。
40歳の方の平均余命は男性の方で40年、女性の方は約47年となり、平均寿命より長くなります。
この期間をずっと38万円の生活費で過ごすとすると男性の平均余命まで必要になりますので、38万円×12ヶ月×20年で9,120万円が必要になる事になり、やはり1億円と言うのは間違いではない金額になると言えます。
ただこれは現在の貨幣価値での事ですので、インフレになればもっと必要になる事になりますね。
年金はあてにならないと思われていますが、国の年金は掛け金に比べていうと、とても割安な年金制度と言えます。
民間の保険会社などの個人年金商品などは営利目的ですが、国の年金は逆に掛け金だけではなく税金からも年金として支給されるのです。
最低限の年金として、国からの年金が受給できるように国や皆さんで維持出来るように心掛けたいですね。
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この回答の相談
30代後半夫婦、共働きの二人世帯です。分譲マンションを、65歳にローン完済する予定で購入しております。ここ最近夫婦で老後のお金について話す事が増えてきているのですが、年金も当てにできない今… [続きを読む]
All About ProFileさん
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