対象:住宅資金・住宅ローン
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小向 裕
不動産コンサルタント
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手元資金がほぼゼロというのは危険です。
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初めまして、不動産コンサルタントの小向と申します。
都内で一戸建てを購入検討中とのことですが、余裕資金として、不測の事態に備える意味でも1年程度の生活費+アルファは、残しておいた方がよろしいかと思います。
例1:生活費30万円なら ⇒ 30万円×12+100万=460万円程度
例2:生活費50万円なら ⇒ 50万円×12+200万=800万円程度
現金のみで購入する方が、諸費用は少なく済みますが、万が一のことを考慮した場合には、とても不安ではないかと思われます。
諸費用との兼ね合いもあろうかと思いますが、1000万円~2000万円の間位で借り入れをし、幾らか手元資金を置いておく位のゆとりがあった方が良いと思われます。
住宅ローンの借り入れについては、年末時点での残高で、所得税の控除で還付されてきますので、この制度を利用するのも良いでしょう。
※根本的なご質問についてですが、5年ないし10年以内にUターンすることが決定されているならば、無理をして住宅購入をすることは、私はお薦めしませんね。
その理由
1.デフレ傾向なので、購入した不動産は、将来の売却時の資産価値が下落している可能性が大きい。
2.少子高齢化で空室率は上昇しており、家賃も競争原理が働く可能性があり、少しづつ下落する。
3.よく、「家賃がもったいない。」という台詞を耳にしますが、無理して購入して将来売却する際の不動産の価値の目減り分を想定すれば、何が良いかは想像に難くない。
※余程、人気のエリアで、希少性の高い土地、または素晴らしい建物など、誰もが中古物件となっても欲しがるような好物件であれば、逆に値下がりしないかもしれません。そのような資産価値が下がらない物件であるならば、購入しても良いと判断できます。
※今後消費税が増税されたり、日本の経済状況次第では地価や不動産価格がどうなっていくかは、不明です。誰も正確に予測することは不可能です。(あくまでも現時点での傾向と市況を想定した中でのものとご理解下さい。)
少しでも参考になりましたら幸いです。
以上
評価・お礼
あきこ さん
小向先生
こんにちわ。
シンプルかつ分かり易いご回答を頂き、ありがとうございました。
「将来売却する際の不動産の価値の目減り分を想定すれば、何が良いかは・・・」が心に残りました。熟慮の上、この度は購入しない事に決めました。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。ありがとうございました!!
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この回答の相談
こんにちわ。
夫婦(ともに36歳・共働・世帯年収900万)と子供2人(4歳と1歳)の4人家族です。都内23区内での土地付き一戸建て(新築・延床110mm・3800万円)の購入を考えています。自己… [続きを読む]
あきこさん (東京都/35歳/女性)
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