対象:ペットの医療・健康
猫の嘔吐について
さて、結論から言いますと、やはり病院での検査を受けられるべきです。
人間と異なり、イヌやネコはよほどの限界が来ない限りは食欲はなくならないですし、まして元気は本当の土俵際まで来ないとなくならないものです。
ネコさんの元気をあてにしていると、元気がなくなったころにはもう、手に負えない状態にまで進んでいることが多いのです。
また、食欲があるにもかかわらず、体重が減っているということも気になります。
よくある問題としては腎不全や糖尿病などの内臓疾患や、ホルモンの異常、腫瘍など食欲があって、元気があるのに吐いたり体重が減ったりという病気はたくさんあります。
現時点で病気と確定できるわけではもちろんないですが、16歳と高齢であることも考慮し、一度健康診断を受けられるべきかと思います。
フードに関しては長時間置いておくのであれば、缶詰よりもドライフードのほうが安全と思われます。
特に梅雨時ですし、たとえドライフードとはいえせめて朝、晩の二回に分けておいて置くほうが良いと思います。
置く量としては、その子の本来の体重(今の体重ではなくベスト体重)を、フードの袋に書いてある給餌表に照らし合わせ、体重に見合った量を朝晩に分けて与えるのが良いと思います。
ドライと缶詰をあわせると、このカロリー計算が難しくなってしまうので、そういう意味でもどちらか一方にしたほうが無難ではないでしょうか。
健康診断がてらに病院へ行き、ついでに猫さんのベスト体重を主治医の先生に教えてもらうと良いと思います。
また、フードの袋を一緒に持っていき、実際の量を教えてもらうと、なお良いかもしれません。
健康診断の結果問題がなければ、それはそれで安心ですし、もし病気があるのなら早ければ手の打てるものも沢山あると思います。
後に後悔を残されないよう、早めの受診をお勧めします。
回答専門家
- 沖田 将人
- ( 富山県 / 獣医 )
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
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この回答の相談
はじめまして。
16歳の雑種の猫がいます。今まで一度も病気をしたこともなく元気に成長してきました。でも、一週間ほど前に部屋の中に水たまりがありました。それがなんなのかわからず、最初はつ… [続きを読む]
cy0123さん (香川県/28歳/女性)
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