対象:住宅設計・構造
渡邉 一弘
建築プロデューサー
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丁度、同じようなのをお寺で
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はじめまして。
ほんとによく似たと言いますか、平屋でトイレつきのお寺の倉庫(屋根はお寺なので本瓦)
やってまして、こちらはトイレ設備設置して完成を向かえるばかりの物件があります。
宜しかったらご参考までに http://www.yagamikoumu.com/pipipiga/pipipiga.php?q_dir=./img/H%20tei
本題へ
床組みは平屋の場合、構造的な観点からすれば影響は小な存在です。
床束で今一般的なのは鋼製束で、ベタ基礎にコンクリート釘&ねたボンド
で固定、T字基礎の場合ブロックや、昔は石の上にのせてあるだけですから。
これが2階建てですと2階の床組み、最近では28mmの構造用合板を張り。
その場合は例えるなら、鉄製の4隅の棒と、棚を組み合わせる一般的なラック
ありますよね。あれに例えると分かりやすくて、天辺の棚板だけな場合と
途中に何段かある場合とでは、ぐらぐら感が違うのはご経験があると思います。
それと一緒で、2階建の2階の床に合板を使う場合は強度計算に入れます。
よって、筋交いと筋交い金物、ホールダウン金物、火打ち金物等が計算上
ちゃんと入れられていれば心配ありません。
それよりも、平屋の場合、地盤の事を軽視する傾向がありますから
地盤改良まではよっぽどのことがない限りよいと思いますが、
ベタ基礎の配筋及び立ち上がりのTOP筋、そしてコンクリート強度
に注意した方がよいと思います。地盤が弱いと、真中だけ下がったり
しますから。
補足
お寺の小屋組みは、地松をチョンナとカンナで削りましたが、完全な乾燥材ではないので
かなり重いです。それに加えて本瓦ですから、重いのなんのって。今回は倉庫内部に棚を
設けましたので、計算には入りませんがそれが多少の補強をになっています。
構造やさんとよく話をしますが、計算とはあくまで仮定の上で仮定の揺れをそれも
阪神淡路大震災のような縦揺れは考慮していませんから、正直なところ地震が来てみて
はじめて・・・的な部分を十分に含んでいます。ただそれに頼らざるおえないのも現状で
本来は、人の感覚とか、大工の経験値からくる勘のほうが正しいと、個人的には思っています。
評価・お礼
so1007 さん
ご回答有難うございます。
当初は住まいではないので余り気にせず、工務店任せにしていましたが最近不安になって
ご相談させて頂きました。素人でも判りやすいご説明本当に有難うございます。
基礎の仕様は鉄筋の仕様・ピッチなどは自分なりに調べた限り大丈夫かと思います。でも立上り
幅が120しかないので鉄筋のかぶり厚が取れるか心配なので工務店に相談してみます。
基礎立上りが外周部にしかないので素人考えで150位の厚みにしてコーナーに補強筋を
入れてもらおうかと思っています。
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この回答の相談
ご教授のほど宜しくお願い致します。
現在、自宅の敷地内に木造平屋(4.5m×6.0m)の倉庫を、自宅とは別に増築しようと計画しており、工務店に提案してもらっている段階です。
建物の概要は下… [続きを読む]
so1007さん (埼玉県/34歳/男性)
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