対象:経営コンサルティング
工藤 英一
経営コンサルタント
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市場が縮小したというよりも変化したと考えるべきです
1.日本のGDPは減ってはいません。むしろ増えています。
日本のマーケット自体は縮小していないのです。
市場ではなく、自社のお客様がどう変わっているのかを見ましょう。
地域で商売をしている場合、「高齢化で、住んでいる人も少なくなり、買い物にも出なくなった」という問題はあります。この場合には、高齢化したお客様に合わせて品揃えや商売のやり方を変えなければなりません。
また、どうしても人口が減ってしまうというのであれば、人口の多いところへ移転するか、卸になるか、WEB販売に力を入れるかしなければなりません。
2.確かに今までの市場は縮小しているのかもしれません。
しかし、全体は縮小していません。
ということは、お金の使い方が変わったということではないでしょうか?
ご自身、どうでしょか?10年前、5年前、2年前とお金の使い方が変わっていませんか?
たとえば、
・通信費が大きく増えているはずです。そのために、なにかを節約しているはずです。
・医療費は増え、衣料費は減っていませんか?
・家電製品を買う費用も減っていませんか?
・小さなリフォーム、バリアフリーなどにはしていませんか?
買い物するところはどうでしょうか?
近くの商店街から、ショッピングセンターへ変わり、ネットで買うことも増えてきているのではないでしょうか?
情報はどこからとっていますか?
・近所人からだったのが、ネットの口コミや企業のHPからとっていませんか?
・WEBを見るのも、PCからスマートフォンに変わってきています。
・家でゆっくり見たいたのに、電車の中や出先でちょっとのぞくことが多くなっています。
3.皆さん変わっています。
市場が縮小したというよりも変化したといった方が良いと思います。
市場を今までどおりに見るのではなく、どう変化したのか見てみましょう。
品揃え、売り方、宣伝の出し方や出すところ、変化に合わせて変えてみる必要があります。
上手く変えれば、売れます。
建設業界は2/3に縮小しています。
しかし、補修やリフォームのマーケットが大きくなっています。
また、介護用の施設は大きく足りません。
■お客様がどう変わったのか、みてみませんか。
by Qualia-Partners(工藤英一)
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この回答の相談
市場及び事業縮小時の会社経営について、考えておくべきこととはどのようなことなのでしょうか?市場は縮小傾向、それに伴い売上も減少傾向という中で人件費を削減して何とか赤字を回避するという状況です。このような時に会社の経営者が考えるべきこと、意識して取り組むべきこととはどのようなことなのでしょうか??
scottieさん (愛知県/30歳/男性)
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