対象:経営コンサルティング
睦好 正治
経営コンサルタント
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選択肢は2つ。どちらに進むにも御社の真の強みが必要。
中小企業診断士の睦好(むつよし)と申します。
scottie 様、会社経営者としての苦しい状況お察しします。
選択肢は2つです。
(1)今の市場に残るか(2)新たな市場に進出するか。
(1)市場全体が低迷しているなら、同業他社とて同じ状況のはず。競合他社にも倒産や廃業する企業があらわれてきているかと思います。彼らにも顧客はついていたはずです。残った顧客を引き取ることができれば、あなたの存続できるはずです。
構造不況業種と呼ばれる印刷業や繊維業において今生き残っている企業は、このパターンに属します。
取引先を失った見込み客(企業)が、どうすれば、あなたの企業に乗り換えてくれるか?そこから考えてみてください。
(2)未経験の市場に進出するのは、相当な準備をしなければなりません。成功するには、これまで積み上げたノウハウを活かすことが大切です。
土木工事や建設業から、新規事業として農業、環境対策、といった分野に進出して一定の成果をあげている事例もあります。
国や自治体には、新規事業進出を後押しする制度があります。自治体の中小企業支援窓口、商工会議所、等で相談に乗ってもらえるはずです。全国84ヶ所に設置された中小企業応援センター 、http://www.smrj.go.jp/chiikiryoku/ もあります。
なお、人件費の削減は、不可避な一面はありますが「従業員のモチベーションの低下」「有能な人材の流出」といったリスクがあることに留意してください。企業に生き残りについて、経営者が本気になっていることを見せなければ、人はついてこず、人がいなければ事業は存続せず、新事業も展開できません。
ご質問の状況から資金繰も悪化しているものと察します。役員報酬の削減は当然として、有休資産の洗い出しと売却、固定資産の売却といった、キャッシュの調達については、早目に検討し計画を立てておいてください。
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この回答の相談
市場及び事業縮小時の会社経営について、考えておくべきこととはどのようなことなのでしょうか?市場は縮小傾向、それに伴い売上も減少傾向という中で人件費を削減して何とか赤字を回避するという状況です。このような時に会社の経営者が考えるべきこと、意識して取り組むべきこととはどのようなことなのでしょうか??
scottieさん (愛知県/30歳/男性)
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