対象:経営コンサルティング
水内 終一也
経営コンサルタント
4
「買いたい気持ち」
その事業からいつ撤退するか?
どのように撤退するか?
その間どうするか?
今は1人勝ちを目指し、ライバルが撤退するのを待つか?
自ら、先に、さっさと撤退するか?
「ライバルと我慢比べをしろ」と言っている訳ではありません。
事業はいつか終わりを迎えます。
「その終わりをいつに設定して、その間どのように経営するかを考えましょう」とお伝えしたいのです。
私の言う「経営」とはキャッシュフローがどうとか、マネジメントがどうとか、そういう難しいことではありません。
どうやって集客するか?
その一点です。
市場が縮小していようが、集客できていれば会社は存続できます。
居酒屋が良い例です。
飲食店街に行けば分かりますが、閑古鳥が鳴いている居酒屋が多い中、時々繁盛している店があります。
他店がどんな状況だとしても繁盛する店は繁盛します。
繁盛していれば、不景気でも利ざやを稼いで店を存続できますし、移転、他店舗展開も可能です。他の事業も可能でしょう。
出銭を減らすためにリストラすることに異を唱えるつもりはありませんが、集客できればリストラもいらないと思います。
ここで具体的なアドバイス。
貴社の今までの顧客リストはありますか?
その顧客リストに販売できる商品・サービスはありますか?
あるのでしたら、すぐにダイレクト・メールでもFaxでも送って、現金を作りましょう。
もし不良在庫があるなら、とっとと叩き売って、現金を作りましょう。
出銭を減らすことは必要ですが、現金を獲得する方法を考え、実践しましょう。
多少の現金ができたら、顧客接点を見直します。
お客さまが最初に貴社のことを知る、チラシ、DM、Fax、広告、テレアポで伝える中身は見込顧客が「買いたい気持ち」になる内容ですか?
チラシを配る、広告宣伝する、テレアポすることが重要ではなく、そこで伝える中身で見込顧客を「買いたい気持ち」にさせているかどうかが重要です。
棚からボタ餅は落ちてきません。内容に魅力のないことを幾ら伝えても、ムダです。
100人のうち、たった1人でも「買いたい気持ち」になってくれればいいのです。
ターゲットを絞って、そのたった1人を口説くような内容を考えましょう。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
市場及び事業縮小時の会社経営について、考えておくべきこととはどのようなことなのでしょうか?市場は縮小傾向、それに伴い売上も減少傾向という中で人件費を削減して何とか赤字を回避するという状況です。このような時に会社の経営者が考えるべきこと、意識して取り組むべきこととはどのようなことなのでしょうか??
scottieさん (愛知県/30歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A