対象:住宅資金・住宅ローン
回答数: 4件
回答数: 3件
回答数: 2件
前野 稔
ファイナンシャルプランナー
1
住宅ローン借入時の生命保険の見直しについて
こんにちは、ヤマウチさん
ファイナンシャルプランナーの前野です。
「住宅ローン借入時に、生命保険を見直したほうがよい」という最大の理由は、借入時に団体信用生命保険に加入するからです。
生命保険に加入する際に、万一(死亡もしくは高度障害)の場合の必要保障額を考える必要があり、基本的に下記の4項目になります。
1.緊急資金(葬式代等)
2.遺族生活資金
3.住宅資金
4.教育資金
この3.の住宅資金の必要保障額が住宅ローン借入前後で変化します。
住宅ローン借入前、例えば賃貸住宅にお住まいの場合は、万一の場合があっても残された家族は家賃を支払う必要がありますので、住宅資金の保障を生命保険で準備する必要があります。
しかし、住宅を購入して住宅ローンを組む場合は団体信用生命保険に加入しますので、万一の場合には住宅ローンは相殺されて、残された家族は住宅ローンの返済は不要になります。
そのため、借入前と後では必要保障額が下がり、今加入している生命保険が掛け過ぎになる場合がありますので、生命保険を見直して保障額を下げるケースが多くなるのです。
またその他の必要保障についてですが、1.の緊急資金については保障額300万円程度が一般的な保障額となります。
2.の遺族生活資金ですが、ご主人様が万一の場合、遺されたご家族の生活費は、現在の生活資金の約7割程度といわれています。(住宅資金や教育資金は除く)
また、社会保険(厚生年金・共済年金・国民年金)に加入していれば、ほとんどの家庭で遺族年金が受給できます。
遺族年金の受給条件や受給額を確認の上、遺族の生活資金の不足分のみを生命保険で準備すれば足ります。
4.の教育資金は、お子様が独立するまでの期間の必要な教育費となります。
また、入院保障についてですが、健康保険制度に加入していれば、高額療養費制度がありますので、あまり高額の入院保険に加入する必要はありません。
具体的な生命保険の見直しについては、独立系のファイナンシャルプランナーにご相談されることをお勧めします。
なお、火災保険については専門外ですので、回答は差し控えさせていただきます。
以上、長くなりましたが、ヤマウチさんの参考になれば幸いです。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
住宅ローン借入時に、生命保険を見直したほうがよいと聞いたことがあるのですが、どのように行えばよいでしょうか。
また、火災損害保険にも加入する必要があるときいたのですが、どのような保険に加入する必要があるのですか。
ヤマウチさん (大阪府/35歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A